クロックタワー / CLOCK TOWER

クロックタワー / CLOCK TOWER

『クロックタワー』は、1995年にヒューマンから発売されたゲームである。『クロックタワー』シリーズの1作品目であり、当初はスーパーファミコン版のみの発売であったが、Windows 95とPlayStationに移植されている。
主人公のジェニファーは、母と亡くし、父が行方不明になってしまったためグラニッド孤児院で育った。友人のローラ、アン、ロッテと共にメアリー先生の引率の元バロウズ邸に行くことになるが、そこで様々な怪奇現象に出くわし、殺人鬼シザーマンに追われることになる。ゲームのシステムとしては、とにかくジェニファーがシザーマンから逃げ、手段を尽くして回避していくことが重要になる。ボタンを連打することでシザーマンやトラップを回避することが可能だが、ジェニファーの体力が万全でない場合はゲームオーバーになってしまうこともある。
敵やトラップを回避しながらバロウズ邸の謎を解き明かしていくことになるが、行動によってはベストエンディングに到達せずバッドエンドを迎えてしまう仕組みになっている。1回目のプレイでエンディングSを見ることはなかなか困難であるが何度もプレイし、謎を順序良く地道に解いていくことが解決への近道となる。

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クロックタワー / CLOCK TOWER
8

ヒューマン株式会社より発売されたホラー!「クロックタワー」とは

グラニット孤児院で養育されていた少女ジェニファーと友人たちのもとに養女として引き取りたいという申し出が舞い込んできたのはその年の9月のことである…。
おそろしい洋館を舞台に少女ジェニファーと仲間たちが不死身の怪物シザーマンから逃げまどいながら洋館の脱出を目指す、ヒューマン株式会社のパニックホラーゲームです。
プレイヤーはジェニファーを誘導しながら屋敷から脱出を目指します。
洋館から謎のシザーマンを相手に逃げるホラーものとしても完成度が高く、
またプレイヤーが直接ジェニファーを操作することができずBボタン連打(PS版では×ボタンの連打)で脅威となるシザーマンの攻撃から一時的に逃れる方法をとることと、
画面内のアイテムをとる、調べるなどのコマンドの支持程度のことしかできずプレイヤーとしてはかなりやきもきしたゲームともいえるでしょう。
スーパーファミコンの荒々しいグラフィックで表現される残虐な描写が非常に生々しく、この表現がまたこのゲームの恐怖感をあげている一因ではないかとも感じます。
エンディングによっては簡単に館から出られるものもありますがその場合、主人公は悲惨な目に合うものがほとんどで一筋縄では安全に脱出できない恐怖感があります。