東京スカパラダイスオーケストラ

東京スカパラダイスオーケストラ

東京スカパラダイスオーケストラは、日本のスカバンドで、略称はスカパラである。1985年に結成され、メンバーはトランペットのNARGO、トロンボーンの北原正彦、テナーサックスのGAMO、バリトンサックスの谷中敦、キーボードの沖祐市、ベースの川上つよし、ギターの加藤隆志、パーカッションの大森はじめ、ドラムボーカルの茂木欣一の9人である。この形になるまで何度もメンバーの入れ替えがあった。またaikoやさかなクンなど、他のアーティストとコラボをすることも多い。
1989年1月18日に、フィッシュボーンの来日公演の前座を務め、このころから口コミにより評判が広がり、動員数も増え始めた。1990年4月にメジャーデビューし、アルバムも発売。オリコン初登場10位を記録。2003年に、他からボーカルを招かず、ドラムの茂木が歌唱した『銀河と迷路』がオリコン9位となり、最高順位となった。2020年には、『仮面ライダーセイバー』の主題歌とエンディングを担当した。その他多くの番組やCM曲を担当している。

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東京スカパラダイスオーケストラ
9

最強のワンパターン

「東京スカパラダイスオーケストラ」通称「スカパラ」。
日本人なら(もはや地球人なら?)彼らの奏でた音を聞いたことがない人を探すほうが難しいかもしれない。
それほどまでに歴史あるオンリーワンバンドだと考えます。
彼らの手にかかれば、ロシア民謡も映画音楽もアニソンも昭和歌謡でさえも歌って踊れるSKAにしてしまう、魔法使い9人衆なのです。
家や車で彼らの音楽を流したら、ジッとなんてしていられません。
そして彼らの魅力が最大限に発揮されるのは間違いなくライブ。
幾度となく彼らのライブに行きましたが、ライブ会場の波に身をゆだねるととにかく閉演後スッキリしているんです。
ワンマンライブはもちろん、対バン会場でも一つの渦にしてしまう魔力を持っている、それがスカパラ。
最新曲も何十年前の曲も同じ熱と技術で演奏する、日本でも稀有なバンドだと思います。
「スカパラって何聴いても一緒に聞こえる」と周りから言われることも。そう言われてもかまいません。
だって、彼らは最強のワンパターンバンドだから。超一流の演奏で聞かせてくれるバンドだから。
50歳を超えても、(北原さんは還暦だった)ステージ上、世界中を所狭しと暴れ続けるエネルギーにただただ感服です。