科学の教科書を超えた漫画
ある日地球の全生物が謎の光線で石化。
そしてそのまま月日は流れ3700年後、主人公の科学オタク高校生・千空が目覚める。
地球の文明は完全にリセットされている中で、千空はありとあらゆる開発をして、とんでもないスピードで文明を発展させていく。
この漫画の面白いところは、千空の科学による文明開発がすべて原理から説明されており、
教科書でも学べないような科学の原理をいちから理解・納得できるところにある。
例えばこの作品を読めば、今手に持っている携帯電話の仕組み・原理が学べるのである。
どのようにして電波が飛ぶのか?声はどのようにして電話から伝えられるのか?
その仕組みを理解しながら発明品で生き抜いていくストーリーは非常に魅力的で面白い。
ほかにもコーラやワインなど実際に作って楽しめる発明品も紹介されている。
千空は全人類復活を目標に、自分で発明した復活液の大量生産のため、徐々に仲間を増やしていく。
(※この復活液までもが、石を溶かすしっかりとした原理が説明されている)
復活する人が増える中で、仲間だけでなく悪人(敵役)もでてくる。
千空と悪役キャラクターとの科学での戦争も非常に見どころでワクワクさせられる。
この作品は身近な知識も増やしながら楽しめるとても魅力的な漫画である。