学生時代にこんな部活があったらなぁ…そう思ってしまうような作品
僕は友達が少ないと言えば、"はがない"の略称で一躍有名になった原作がライトノベルの作品です。
黒髪挑発美少女に金髪碧眼美少女、中世的女装メイド(性別:女)に天才科学者眼鏡っ子、方言訛りゴスロリ妹に幼女シスター…となんというか登場キャラクターの容姿の紹介だけでもめちゃくちゃお腹いっぱいになってしまうわけですが、みんな友達が少ない。ていうかむしろいないのが特徴です。
そして、とりあえず第一話にして上記美少女達がいきなりゲロります。とても残念な絵面であることから、この作品がただの美少女いっぱい萌え萌えアニメじゃないんだぞということを視聴者に印象づけるわけです。
この作品は、友達が少ないもの同士が集まって友達になろうという単純なものではありません。あくまで、友達が出来た時に自分達が上手くやれるよう予行演習をするような活動をする部活物語です。
冒頭の学校の部室で複数人の女の子と鍋をつつく…それはもうまぎれもなくリア充そのものなわけですが、彼らはいたって真面目に「友達と鍋パーティーをする時のための予行演習」をしているだけなので、これは本当の鍋パーティーではありません。
しかし、ここで誰もが思うんです。「お前ら友達いるじゃねーか!」と。
そういった我々視聴者のツッコミに彼らが気付くまで、認めるまでの物語といったところでしょうか。