「僕の地球を守って」作品紹介
「ぼくの地球を守って」は1987年から1994年まで「花とゆめ」に連載された、日渡早紀先生による少女漫画。
東京の学校に転校していた坂口亜梨子(さかぐちありす)は植物と会話するという不思議な能力を持っていた。
ある日同じ学校のクラスメイトの小椋迅八(おぐらじんぱち)と錦織 一成(にしきおりいっせい)が共有している夢、通称ムーンドリームの話を聞く。
彼らは夢の中で迅八は玉蘭という男性、一成は槐という女性で、地球を観察しに来た異星人であった。
その後、亜梨子は隣の家に住む7歳の少年、小林輪(こばやしりん)の面倒を見るように頼まれた。
しかし輪は事あるごとに亜梨子にちょっかいをしかけてき、その日も亜梨子は、輪と口論になり輪は誤ってベランダから転落してしまう。
奇跡的に軽傷で済んだが、意識不明となり、亜梨子は回復を必死に願い祈った。
その祈りは強いテレパスとなり、輪は前世の記憶と超能力“サーチェス・パワー”に覚醒する。
そんな中亜梨子は、自身が金髪の美女木蓮で、褐色の肌の青年紫苑と地球が見える部屋で、
仲睦まじく「私達、これから地球を見守っていきましょう」と会話する夢を見る。
短い夢ながら迅八と一成の話すムーンドリームとの共通点を感じた亜梨子は、戸惑いながらも木蓮や、紫苑の似顔絵を描き、迅八と一成に内容を話した。
亜梨子の話から間違いなく同じ夢だという結論に達する迅八と一成。
それならば他の仲間も現代に転生しているのではないかという話になり3人は雑誌の投稿欄で、他の仲間に呼びかけることにした。
その頃回復した輪は事故を境に輪の人格に別の何かが浮上し、深夜を中心に怪しい行動を人知れず繰り返すようになるのであった…。