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機動戦士ガンダムUCは、100周年を目前とした宇宙世紀の始まりから存在する「ラプラスの箱」の争奪戦を描いた話である。
主人公バナージ・リンクスは、ある日、空から落ちてきた女の子に偶然出会う。彼女こそザビ家の生き残り、ミネバ・ラオ・ザビだったのだ。初代機動戦士ガンダムを観たことがある方なら分かる、あの小さかった女の子が中心となって話は進んでいく。
ジオン軍の残党勢力をまとめあげた、「赤い彗星の再来」と呼ばれるフル・フロンタル率いる新生ネオ・ジオン軍「袖付き」、アナハイム・エレクトロニクス社の深い相互依存が明らかとなった地球連邦軍、さらには名艦長ブライト・ノア率いるロンド・ベル隊まで巻き込んだ箱の争奪戦に発展していく。その中でバナージは新たなニュータイプ専用機「ユニコーンガンダム」のパイロットとして選ばれ、箱の争奪戦に巻き込まれていくのだ。
この話の魅力は、ガンダムシリーズを見たことがある人ならニヤリとするようなシーンや話、キャラが出てくることや、主人公以外のキャラ一人一人のバックグラウンドが掘り下げられること、さらに全編CGの迫力ある戦闘シーンだ。ユニコーンガンダムが初めてその本領を発揮するシーンは鳥肌が立つだろう。