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動物と人間の絆物語
もともと親のいなかった熊パディントン。おばさんに助けられ育つが、老熊ホームへと入ることになったおばさんと離れて自立へ。探検家の言う通りにこの機会にロンドンへと向かおうとするパディントンの勇気。育ての親がいるジャングルから人間の世界へとやってくるという展開から物語がスタートする。
偶然出会ったファミリーに親切にされて共に暮らすようになる。なぜ、人は熊であるパディントンを受け入れたのか、まるで人対人の出会いのように、ごく自然と家族に迎えられてゆく。そのあたりの不自然さを感じさせない明るさ、温かさがパディントンを受け入れたファミリーにはある。そこが児童文学作品らしさ。
パディントンはジャングルを訪れた冒険家を探そうと試みるが、事実は悲しいものだった。
その後、街にも家族にも馴染んだ熊のパディントンが巻きこまれる事件は、パディントンと家族の絆さえ強化してゆく。
子供の心で映画を楽しむとベスト。なぜ?などと深く考えてはならない。
児童文学作品として動物愛護、人畜共存のメッセージが隠されているのかもしれない。
ママの描くデザイン、ママのファッションセンス、英国の街並みや家、家具なども映画の見どころとなる。