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ヒロアカの魅力
特異体質(個性)を持った人間が8割を占める世界の話だ。そんな世界では「ヒーロー」という職業が存在した。
主人公は最初無個性にもかかわらずヒーローに憧れていた。
そんな時に平和の象徴と呼ばれているオールマイトに出会うことで彼の生活が一変していくのだ。
名門である雄英高校に入学することを目標に日々努力していく姿は心打たれるものがある。
ヒーローに一番大切なものはすごい個性でもなく、人を助けるという心を持っているかどうかなのだ。
そのマインドにより、主人公と関わることで気持ちや考え方が変わっていく様子も同時に見られるため、登場人物の成長も感じられる。
その中でもナンバー2ヒーロー、エンデヴァーの息子の轟焦凍と体育祭でのやりとりは必見だ。
自分の勝利よりも相手の持っている個性の能力を引き出そうとしている姿は誰しも心打たれるだろう。
(エンデヴァーの親バカっぷりにも注目してほしい)
ヴィランも様々なバックグラウンドがあり、そういった事情であればヴィランになってしまうのも無理はないと同情してしまうこともしばしば。
登場人物の人間味があふれているため、実社会とかけ離れている世界観であっても没入し、本当にヒーローは存在するのかもしれないと錯覚する作品だ。
長めの作品であるため簡単にオススメしにくいが、読んで後悔はない内容だ。