最強のふたり / Intouchables

最強のふたり / Intouchables

『最強のふたり』とは、2011年にフランスで公開された、実話をもとにコミカルに描くヒューマンヒストリー映画である。パラグライダーの事故で首から下が不自由になってしまった大富豪の男と、その介護人として雇われた、貧困層の黒人青年との交流を描いた物語。共通点のない2人が、それぞれの趣味を共有していく様子をユーモラスに描き、友情を育んでいく。第24回東京国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀男優賞をダブル受賞した。監督・脚本は、フランスの2人組監督のエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが担当している。

go-1024526189483797527365のレビュー・評価・感想

最強のふたり / Intouchables
10

温かい気持ちになりました

・あらすじ
舞台はパリ。頸椎損傷で首から下が麻痺した障害者で大富豪のフィリップと、その介護をすることになった貧困層で移民の若者ドリス。
介護される側と、介護する側という関係を通して、全く違う環境の2人が男同士の友情を築き上げていく。
時には楽しく、時にはシビアに。心温まるストーリーです。

・感想
全く違う環境で生活をしていた2人が心を通わせ男同士の友情を築き、お互いを支え、高めあう姿がとても美しく、嬉しく、温かい気持ちになります。
始めは素行の悪いドリスに警戒していたフィリップの秘書やお手伝いさん、庭師などみんなが次第にドリスの綺麗な心、飾らない姿に心を開き頼りにしていくところも面白いです。
特に、私の好きなシーンはフィリップのbirthday partyに皆で歌い踊るシーンで観ているだけでウキウキ、ワクワク高揚しました。
楽しい時も辛い時も2人で乗り越えていく様子は本当に美しく、また、相手を思いやる気持ち、寄り添う気持ちは年齢関係なく人間関係を築き上げ何にも変えられない生涯の宝となるんだ。と、改めて感じさせられました。
涙を流すことはありませんがとても感動する作品です。
これがノンフィクションだと思うとより温かい気持ちになりました。