予測できないストーリー
ありえない世界のお話ですが、実際にあり得るかもしれない世界のお話です。孤児院と思われるところで育った子供たちが、実は鬼への食用児だったという残酷な世界で孤児院から脱出し、安定した生活を目指すお話です。
言われてみれば、孤児院内での生活に伏線がはりめぐらされていたり、なんだか今の人間が家畜にやっていることをやられているのではと思えたり、と考えさせられることが多くあります。
一見、鬼が悪いように感じ取れますが、読み進めるにつれて考え方が必ず変わります。そして何と言ってもやはり、子供たちの生きたいという気持ちに感動させられます。1人ではなく、孤児院で出会った家族と一緒に生き延びようと作戦を練り、生きることに一生懸命な姿に感銘しました。
鬼は人間の一番おいしい脳をおいしく食べるために子供たちにかなり高度な勉強をさせるため、子供たちはとても頭が良いです。その頭脳を活かした作戦に驚かされます。毎回、予測できないストーリーになっているので飽きたことはありません。少年漫画というと戦闘やスポーツなどのように思われますが、この漫画は全く新しいジャンルだと思います。予測できないストーリーに加え、上手な絵もおすすめポイントです。