人が死なないミステリー風日常アニメ
京都アニメーションが手掛ける「ミステリー風日常学園アニメ」
学園謎解きものといっても、殺人事件や犯罪のような重いものはなく、
ありふれた高校生活の日常からヒロインが謎をもってきて無理やり主人公に解かせるといったストーリーとなっています。
オムニバス形式になっており、のんびりと見れる作品です。
謎解きのレベルとしてはそんなに高くないので、ミステリーを重要視してみる場合お勧めできないアニメです。
ヒロインの「私。気になります!」から謎解きが始まるのですが、
一見何も気にならないような日常にスポットを当てて、「氷菓」の古典部4人はその一言に振り回されながらも些細なヒントから謎を解いていく様は圧巻です。
またこの4人の恋愛模様にもドキドキさせられました。
ただ残念だったのが主人公とヒロインの恋愛模様が最後に動き出したかと思ったところで終わってしまったところ。
ハッピーエンドを期待する層としては少しもやもやする終わり方かもしれない。
そしてなんといっても京都アニメーションによる作画がすばらしい。さすが京都アニメーション。
キャラクターも細かいタッチで髪の毛一本まで繊細に描かれています。
四季折々の表現もきれいで見ていて、おもわず作品の舞台となった飛騨高山に行ってみたくなるほどです。