まさに体力おばけ!モーニング娘。の凄さとは(「モーニング娘。'22」レビュー)
「モーニング娘。」という名前はおそらく日本人なら知らない人はいないだろう。
しかし初期の頃の「モーニング娘。」と今の「モーニング娘。」は随分と印象が違う。
初期の頃のモーニング娘と言えば、どちらかと言えば振付よりもコミカルな歌詞が印象的であった。
耳に残るフレーズと可愛らしく踊る姿が人気を博していた。
「モーニング娘。」の後に年号を付けるようになったのは2014年からである。
これはリリーズするモーニング娘。の曲が何年の曲かが一目で分かるようにという生みの親であるつんくの想いからである。
メンバーは、常に入れ替わりを続けているが入ってくるメンバーはみな複雑なフォーメーションを笑顔で踊りこなすハイレベルさが最大の売りだ。
彼女らの凄さをまざまざと見せつけられたのが2019年の「ROCK IN JAPAN」のステージでのパフォーマンスだ。
オンステージの時間は50分。一番の驚きは歌う曲数を増やすためにMCの時間を短くしたという事。
すべての曲で複雑なフォーメーションを多用するハイカロリーなナンバーばかり。
しかも季節は8月。1年で最も暑さが厳しい時期である。にも拘わらず全力で14曲を踊り切った。
まさに「体力お化け」という言葉がふさわしいグループだろう。これからも彼女たちの活動から目が離せない。