スーパーカブ

スーパーカブ

『スーパーカブ』とは、トネ・コーケンによる日本のライトノベルであり、それを原作とした漫画やテレビアニメなどのメディアミックス作品である。山梨県北杜市を舞台に、何にも興味を持たなかった少女・小熊(こぐま)がホンダ・スーパーカブ50と出会い、日々の経験を通じて世界を広げ成長していく姿を描いている。
小説版は、小説投稿サイト「カクヨム」への投稿を経て、角川スニーカー文庫より2017年5月から2022年4月まで刊行され完結した。その後もカクヨムでは新たなエピソードが公開されている。漫画版は『コミックNewtype』にて連載され、公式スピンオフの『スーパーカブRei』も展開された。テレビアニメは2021年4月から6月まで放送された。
両親も友達も趣味もない主人公の小熊は、原付に関心を持ったことをきっかけにバイク屋でいわく付きのスーパーカブ50を手に入れる。自転車とは異なるスピードやさまざまな未知の経験を通じて、何気なかった生活に確実な変化が訪れ、カブに乗る楽しさを知っていく。やがて、同じくカブに乗る少女・礼子(れいこ)と出会い、行動を共にすることで物語が展開されていく。

georgia08314のレビュー・評価・感想

スーパーカブ
8

カブに興味がないあなたこそ見るべき!

『スーパーカブ』は自動車メーカーのホンダが『スーパーカブ総生産1億台記念作品』として作られた作品である。
原作は小説で著者はトネ・コーケン。小説が出てから半年ですぐに漫画になり、アニメ化もした作品だ。

両親を亡くしてしまい、友達も趣味も何もかもがない少女・小熊。
地元のバイク屋からいわくつきの中古のスーパーカブを破格値で手に入れてから物語は始まる。
小熊の生活にスーパーカブという色が加わったことで、周りがガラッと変わっていく。
大切な友人ができたり、バイクの悩みや楽しみ・快適に乗るために思案したり…
それとともに彼女を取り巻く人間模様も変化し、小熊は戸惑いながらも順応していく。

この作品は孤独な少女×スーパーカブという珍しい組み合わせを軸に描いていく作品である。
孤独な少女である小熊が何もなかった過去では味わえなかった様々な出来事を、
『スーパーカブ』を通してどのように感じ、思い、考えていくかという変化を楽しむ作品だ。
作品の設定上、大きなアクションなどは皆無。
しかし、カブの排気音などバイク周りにこだわっていて『スーパーカブ』というバイクに
徐々に興味を持てるようになるのが大きな魅力の一つである。

バイクやスーパーカブにまったく興味がないあなたにこそ是非読んでほしい作品である。