山崎まさよし / まさやん

山崎まさよし / まさやん

山崎まさよし(やまざきまさよし)とは、1971年12月23日生まれのシンガーソングライターおよび俳優である。滋賀県大津市で生まれ、8歳で山口県防府市に引っ越し、地元の太鼓の練習を通して音楽に触れる。高校卒業後、レコード会社と勘違いして役者のオーディションを受け合格。下積み時代を経て、1995年に『月明かりに照らされて』でデビューした。俳優としても活動し、主演を務めることも多い。

eri-02のレビュー・評価・感想

山崎まさよし / まさやん
8

『HOME』について。

一曲目の《FatMama》からアルバムの表題にもなったラストの《HOME》までまさに捨て曲ナシの名盤。どの曲もインパクトが強いですが、アルバムとしてのバランスが素晴らしいと思います。デビュー前に横浜の桜木町にあったブギーハウスというライブハウスでブルースをギターで弾いていた経験の持ち主なので、音感も音楽センスも抜群。ご存じの通りSMAPに提供した《セロリ》で一躍有名になりました。珠玉のバラードである《One more time,One more chance》は勿論ですが、個人的には、4曲目の《ベンジャミン》が好きです。僕自身もアコースティックギターを弾くんですが、彼の弾く曲はとても独特で難しいですね。約20年経った今でも弾けない曲の方が多いですね。独学では厳しいため、何度かギター教室にも通いました。話をベンジャミンに戻すと、この曲の一番の肝は弦を右手の指で実際に叩いてミュートするのとスライド・ハンマリングオン・プリングオフなどのいわゆる、おかず部分の奏法にあります。初めてギターで弾けた時の感動は大きなものでした。あと、歌詞のセンスもまたズバ抜けています。『猫が風のないベランダから過ぎてゆく冬を見てる、僕は焦げたトーストかじって君のいる春を待つ...』