きっと青春が聞こえる
国立音ノ木坂学院。そこに通う高校二年生の高坂穂乃果に告げられたのは学院の統廃合の危機だった。
廃校を免れるには、入学希望者を増やすしかない。
学院の危機を救うために、穂乃果は親友の園田海未、南ことりと共に「スクールアイドル」を結成することを誓う。
スクールアイドルになって、学院の知名度を向上させようと思ったのだ。しかし、そこにはさっそく壁が立ちはだかる。
歌とピアノが得意な一年生の西木野真姫に作曲を依頼するも、きっぱり断られてしまう。
さらに、生徒会長の絢瀬絵里にはアイドル活動は音ノ木坂学院にとって逆効果ではないかと言われてしまう。
穂乃果たちが何とか渋り、初ライブのための講堂を借りることに成功する。
その時、自由募集していたグループ名を「誰か」が応募していることに気づく。
(その「誰か」がのちのちキーパーソンになるのだが、ここでは伏せておこう。)
グループ名はフランス語で「女神」を意味する、μ’s(みゅーず)と決まった。決してあの石鹸ではない。
西木野やクラスメイトの協力を得て、いよいよ初ライブの日がやってきた。
スクールアイドルとしてやっていく決意を新たにし、初ライブに望むが…。
ここからは、自分で読んで彼女たちの熱い青春を目に焼き付けてほしい。