期待以上の結末、見続けてきて良かったと思える作品
私は原作読者で最後までストーリーは知ってるので、アニメ銀魂の最後をご祝儀代わりに…くらいの気持ちで見に行った。
映画に期待していなかったと言っていい。
けれど、良い意味で裏切られた。アニメ映画化してくれて心底感謝したのだ。
ストーリー自体は原作に沿っており、どうなるのか知ってるのに泣いて笑ってしまったのだ。
まず、あらすじの振り返りがずるい。分かりやすいのに一切内容が頭に入ってこないのだ。
シリアスで泣かせに来た次の瞬間、ギャグで笑わせてくれる。息抜きがある映画だから見続けても苦しくない。
けれどもキメシーンは外さない。戦闘シーンは見事!
そして過去・現在・未来、願い・後悔・希望が入り混じる演出に目が離せなかった。そうくるか!と何度も思った。
見どころがあり過ぎて一回で良いから見てくれ、としか言えないのだ。見たらきっと分かるから。
エンディングの後も必見だ。アニメのおまけには、やっぱりアレが最高にふさわしい。
最後に笑顔で映画館を出ていける。辛くて苦しいだけじゃない、最後には笑える。
これこそが銀魂の本質だろう。ファンへの最高のアンサーと共に、是非とも作品を知らない人にも見てほしい。
長年応援してきて良かったと思える最高の映画だった。
これで終わりは寂しいので何らかの形で銀魂が続いてくれることを願う。