源氏物語がもっと身近になる「あさきゆめみし」
清少納言の「枕草子」や紀貫之の「土佐日記」など、古来より日本にはたくさんの文学が存在している。特に平安時代は、貴族社会を舞台にした作品が数多く生まれ現代まで読み継がれている。
その中でも、平安時代に作成され時代を問わず愛された物語がある。それが「源氏物語」だ。源氏物語は、歴史の教科書にも紹介されていることもあり、知らない人がいない物語だ。
しかし、いざ読むとなると古文は解読しづらい文脈もあるため、手に取りづらいだろう。そんな人におすすめしたいのが「あさきゆめみし」だ。
「あさきゆめみし」は、源氏物語を原作とした漫画で、女性なら一度は読んだことがあるというほど人気作品だ。実は最近女性だけでなく、男性にも人気を集めているというのだ。
その理由は、漫画というハードルの低さにある。古文書ではなかなか手が出しづらいが、漫画であれば手に取りやすい。しかも最近はスマホの普及で、より手軽に漫画を楽しめるようになったため、「あさきゆめみし」を通じて源氏物語を楽しむ男性が増えたということだ。
今まで遠い存在だった紫式部の「源氏物語」が、大和和紀の「あさきゆめみし」により近い存在となった。この記事を読み興味がわいたなら、一度「あさきゆめみし」と共に、光源氏の世界に浸ってみてはどうだろう。