ブラッククローバー / Black Clover / ブラクロ

ブラッククローバー / Black Clover / ブラクロ

『ブラッククローバー』とは2015年より田畠裕基が『週刊少年ジャンプ』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。
水、炎、闇、風、光など様々な魔力が存在する世界を舞台に、下民で孤児の少年・アスタが、ライバルや敵、仲間との関係や師匠との関わりを通し、魔力が無いことに葛藤しながら成長していく青春を描く。圧倒的なバトルシーンや魔力のない少年の諦めない姿、ライバルとの成長が生み出すドラマは国内のみならず海外からも厚い支持を受ける。

Mako3のレビュー・評価・感想

ブラッククローバー / Black Clover / ブラクロ
10

おすすめ理由

魔法の世界で魔力を持たずに育ったアスタが国の英雄、魔法諦にあこがれを持ち、幼馴染ユノや仲間たちと努力で自分の力を身に着ける壮大な作品です。
私がこの作品をお勧めする理由として2つ挙げられます。
1つ目はアニメ漫画界の中では珍しい主人公が最弱で、家庭が貧しいところからスタートすることです。
近年の作品には、主人公が最強からスタートするものが多くあります。
その中でも自分自身の弱い面からスタートする作品は少ないと思われます。
私は幼少期から、努力について様々な本から学びました。
しかし、アニメの中で、最弱から最強になるために日々の努力を欠かさず行うことで最大の結果を残せることの重大さを学ぶことができます。
2つ目は、人の汚点を学ぶことができます。この作品には、非人道的な部分がたくさん挙げられています。
1例として、貴族社会と魔力量だけで人を差別していることが多くあります。
その中でも特に、成績や結果を残していても貴族の指示には逆らえない人々、貴族社会の中でも魔力操作が乏しいことから家族とは認められない人々と言った今の日本などの先進国では、起こらない部分が多数取り上げられ、日本という社会がどれだけ恵まれた環境なのかを理解することができる作品となっています。