その肉まんのような身体を受け入れたQueenという存在
数年前、ミュージシャンのドキュメンタリー映画としては異例のヒットを飛ばした『ボヘミアン・ラプソディ』。
毎年、9月5日に六本木のハードロックカフェではコアなファン達によってフレディ・マーキュリー聖誕祭が行われる。
Queenの魅力とは何か。
久しぶりにQueenのMVをYouTubeで一気観した。フレ様の単独性が逸脱しかねないほど特出している。
ファッションだけ見ても他のメンバー3人とは明らかに一人だけ少しテーマがずれている(笑)
その受容性は、ファンたちの受け入れにも繋がっている。
私がQueenを好きになったのは、何を隠そうQueenのコピーバンドの方々をTVで観てからなのだった。
肉まんのような身体に白いランニングシャツとピタッとしたジーンズを着た男性が、ヒゲ面で声高らかによく聴いたことのある曲を歌っている。
確かこれはビールのCMソングかなんかだったはずだ。こんな方々が歌ってたのかと驚嘆して、コピーの元ネタである本家QueenをYouTubeで検索してみたのだった。
似ても似つかない…。ランニングシャツや、ピタッとしたレオタードを着ている人が歌ってはいるのは明らかだけれども…!
このコピーバンドは、本物Queenのメンバー、ブライアン・メイから正式なコピーバンドとしての証明書をもらっているとTVで明かしていた。
この受容性は、Queenの魅力として彼らを構成する上でも欠かせない要素であると言えるであろう。
聖誕祭でガチコアファンの方々が、ファン歴8年ほどの筆者にも分け隔てなく接してくださるのは、このQueen精神を受け継いでいるからなんだということが年を経るごとにわかってきた。