ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』とは、2021年11月19日に発売されたNintendo Switch用ロールプレイングゲームであり、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』を原作とするリメイク作品である。開発は株式会社ILCAが担当した。
オリジナル版のストーリーやフィールドの雰囲気を忠実に再現しつつ、オートセーブ機能の追加や主人公の着せ替え、第八世代基準のシステム採用、地下大洞窟の新設などの新要素が取り入れられている。
物語は、シンオウ地方のフタバタウンで暮らす主人公が、テレビで観た赤いギャラドスに影響された幼馴染のライバルに誘われてシンジ湖へ赴いたことから動き出す。湖畔で博士の鞄を見つけてポケモンを借り受けたことをきっかけに、正式に相棒のポケモンを託された2人は、図鑑を完成させるための壮大な冒険の旅へと出発することになる。
発売後は世界的なヒットを記録し、日本ゲーム大賞2022ではベストセールス賞およびグローバル賞日本作品部門を受賞した一方で、原作に忠実すぎる作りやグラフィック表現などを巡ってはファンや批評家の間で賛否両論の評価も分かれた。

celeste1018のレビュー・評価・感想

ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
6

15年ぶりの待望作は…

2006年の発売からおよそ15年。長らく待ち焦がれてきた『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が、2021年、リメイク版としてSwitchに帰ってきた。開発はPokemon Homeを手がけたILCA。当時の2頭身グラフィックはそのままに、より美麗になったシンオウ地方を冒険できる作品だ。発売前から新要素の少なさ、グラフィックへの不満など大きく賛否を分けた作品だったが、蓋を開けてみれば初週で約140万本を売り上げる大ヒットとなった。
では肝心の内容はどうだったか。結論としては、良くも悪くも過去の体裁を守りすぎてしまった、という印象だ。
例えば操作感。Lスティックで斜めにも移動できるようになった結果、融通が効かなかったり思わぬバグに遭遇してしまう場所が多かった。やはりこの辺りの調整は必須だっただろう。
またジムリーダーなど特定の人物は、戦闘前のカットインなどで当時とそっくりそのままなポージングを取ってくれる。これはしかし、懐かしさと共に味気なさも感じてしまった。いわゆる「現代風アレンジ」がされていない結果だろう。何でもかんでも昔と同じでいい、とは限らないのだ。
それでも、壮大かつ奥深いシンオウ地方での冒険は、やはり驚きと興奮に満ち溢れている。それだけ『ダイヤモンド・パール』の与えた衝撃は大きかったということだろう。