THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー

THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー

90年代半ばからスマッシュヒットを飛ばし、人気絶頂の2001年に活動休止、後に解散したロックバンド、「THE YELLOW MONKEY」。
2016年、ファン待望の再結成を行い、全国20か所をツアーで回った。
再結成後にはシングル『砂の塔』をリリースし、2016年年末の紅白歌合戦に初出場が決まった。

Ast-Arkのレビュー・評価・感想

THE YELLOW MONKEY / イエモン / ザ・イエロー・モンキー
8

4人の要素が絡み合った大人のロック

THE YELLOW MONKEYは、1988年に日本で結成された4人組ロックバンドです。精力的に活動を続け、1996年に社会を矛盾を歌った曲「JAM」が大ヒットしたことをきっかけにブレイク。その後活動休止、解散を経て2016年に再集結し、現在も多くのファンに愛されながら名曲を作り出しています。

メンバーはボーカルとギターの吉井和哉(通称LOVIN)、ギター菊地英昭(通称EMMA)、ベースの廣瀬洋一(通称HEESEY)、ドラムの菊池英二(通称ANNIE)。ほとんどの楽曲は吉井和哉によって作られています。彼の自伝を紐解いてみると、
悩み、もがきながら曲を作っていくさまが見て取れます。

現在でこそヒット曲を連発するTHE YELLOW MONKEYですが、デビュー当初はその独特の方向性が大衆に受け入れられず、苦労したという意外な一面も。そのため1990年代前半には大幅な路線変更を行い、それが「JAM」の大ヒットにつながったという面もあります。性に関する歌詞が多く、初めて聞いた人はドキドキすることもあるようです。

THE YELLOW MONKEYの4人が作り出す大人のロック。4つの個性が絡み合って出来上がったその音楽は、メンバー全員が50代となった今でも進化を止めません。