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4人の要素が絡み合った大人のロック
THE YELLOW MONKEYは、1988年に日本で結成された4人組ロックバンドです。精力的に活動を続け、1996年に社会を矛盾を歌った曲「JAM」が大ヒットしたことをきっかけにブレイク。その後活動休止、解散を経て2016年に再集結し、現在も多くのファンに愛されながら名曲を作り出しています。
メンバーはボーカルとギターの吉井和哉(通称LOVIN)、ギター菊地英昭(通称EMMA)、ベースの廣瀬洋一(通称HEESEY)、ドラムの菊池英二(通称ANNIE)。ほとんどの楽曲は吉井和哉によって作られています。彼の自伝を紐解いてみると、
悩み、もがきながら曲を作っていくさまが見て取れます。
現在でこそヒット曲を連発するTHE YELLOW MONKEYですが、デビュー当初はその独特の方向性が大衆に受け入れられず、苦労したという意外な一面も。そのため1990年代前半には大幅な路線変更を行い、それが「JAM」の大ヒットにつながったという面もあります。性に関する歌詞が多く、初めて聞いた人はドキドキすることもあるようです。
THE YELLOW MONKEYの4人が作り出す大人のロック。4つの個性が絡み合って出来上がったその音楽は、メンバー全員が50代となった今でも進化を止めません。