オペラ座の怪人

オペラ座の怪人

『オペラ座の怪人』(原題:Le Fantôme de l'Opéra)は、1909年にフランスの作家ガストン・ルルーによって発表されたゴシック小説、及びそれを原作とした作品群。物語の舞台となるのは、19世紀後半のパリ・オペラ座。醜い顔を仮面で隠しオペラ座の地下に潜む怪人(ファントム)と、美しいソプラノ歌手クリスティーヌの悲恋が描かれる。世界的に有名な作品で、度々映画化・舞台化されている。

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オペラ座の怪人
10

美しいファントムと聖母のようなクリスティーヌの恋

女性なら絶対楽しめるラブストーリーミュージカル映画「オペラ座の怪人」。
ガストンルルーの原作とは違い怪人が色気たっぷりのイケメンです。
また、映画中の歌声もハスキーなロック調なのでオペラやミュージカルの本格的な歌声に馴染みのない方でもすんなり聴けます。
一方ヒロインのクリスティーヌは17歳という映画中の設定と同じ歳の若い女優さんが演じています。
胸元が広く開いたドレスがとても似合っていて画面越しにも肌の滑らかさがわかります。
映画序盤では身寄りのない繊細な少女という印象ですが、映画終盤では愛のために命をかける強い女性に変貌します。
17歳とは思えぬ歌唱力と演技力に驚きです。
基本的に映画を通してシリアスなストーリーですが、脇役の俳優さんたちの掛け合いにユーモアがあり所々クスッと笑えます。
残酷なシーンと楽しく愉快なシーンが切り替わり飽きのこない工夫がされています。
また、一番の見所は「マスカレード」です。
煌びやかな舞台で主役、脇役大勢でマスカレードを歌い上げます。
世界的に有名なダンサーを起用し大迫力のシーンになっています。
おうちにいながら、まるで本物のミュージカルを見に行っているような感動を味わえます。