僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia

『僕のヒーローアカデミア』とは、堀越耕平が『週刊少年ジャンプ』で連載している漫画、及びそれらを原作とするアニメ、ゲーム作品。舞台は多くの人が超常能力「個性」を持つことが当たり前の世界。そこでは個性を悪用する敵(ヴィラン)を取り締まる「ヒーロー」が憧れの存在となっていた。ヒーローを夢見る少年、緑谷出久は何の能力を持たない「無個性」だった。これは出久が「最高のヒーロー」になるまでの物語である。

3qmk0909のレビュー・評価・感想

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

最高のヒーローアニメ

同名の週刊少年ジャンプ連載の漫画が原作のアニメシリーズ

"個性"と呼ばれる超能力を全人類が当たり前に持っている世界で、
その"個性"を使った犯罪をおこすヴィランと"個性"によって平和を守るヒーローという職業がある世界。

個性を持たずに生まれた主人公のデクが、大きな力を手にして憧れのヒーローになるためヒーローの学校に通い始める物語です。

前述のとおりヒーローやヴィランと呼ばれる存在が認知されている世界観なので、アメコミが好きな人には馴染み深い雰囲気があると思います。実際にアメコミのオマージュも随所に散りばめられています。
個性を使った正に個性的なキャラクターたちの掛け合いはXメンなんかに近いですね。

私が思うこの作品の魅力は、ヒーローとは何かという哲学があるところです。
デクは個性を持たず生まれたこともあり、あまり自信に満ちた快活なタイプではないです。

しかして、ヒーローとは腕っぷしが強い人を差す言葉かと言えば、そうではないですよね。
ヴィランと呼ばれる悪の存在も、同じだけ強い力を持っています。何が人をヒーローたらしめるのか、そこに大きな意味があります。

主人公のデクをはじめとして、この作品には泣き虫で少し頼りない小さな子供が登場します。
彼らは非力ですが、自分の守りたいモノをけして見捨てません。
そんな彼らの小さな勇気が、まさにヒーローの資質であるのだと気づかされます。

泣き虫なデクが、笑顔で人を助けられるヒーローに成長していく物語にはとても胸を打たれます。

そんなテーマを忠実に表現した米津玄師作曲のオープニングテーマ”ピースサイン”も素晴らしいです。
アニメーションもとてもきれいで、アクションシーンに至っては興奮が抑えきれません。

少年マンガとしては王道のバトルもので、ヒーローやアメコミが好きな人にはたまらない作品だと思います。
とてもオススメです。