本当にサッカー漫画なの!?ブルーロックの実態に迫る!
皆さん、「ブルーロック」という漫画をご存知でしょうか?名前だけ聞くと「青い監獄」なので脱獄する話?みたいな印象がありますよね。私自身も全くその通りでどんな漫画わからないまま読み始めました。すると冒頭からサッカーの試合が行われているではありませんか!「監獄とサッカー、、一体どんなストーリーなんだ」そう思いながら気づいたら最新話まで追ってしまっていました。
ここで「ブルーロック」が一体どんな漫画なのか簡潔に紹介したいと思います。「ブルーロック」は金城宗幸先生原作のサッカー漫画で、主人公の潔世一(イサギヨイチ)が世界一のストライカーを目指すためにブルーロックと呼ばれる施設でストライカーとしての生き残りをかけた戦いに挑むというストーリーです。金城宗幸先生は「神さまの言うとおり」という漫画の作者ですので、手に汗握る展開を常に楽しめます。
「ブルーロック」を楽しむためのキーワードは「エゴイスト」です。ブルーロックを建てた男、絵心甚八(エゴジンパチ)は日本のストライカーに足りないものは「エゴ」だと言っています。日本人は役割を与えられればしっかりと全うできるし、仲間・チームを重んじて行動します。だからこそ、得点力に欠けてしまう。そこで、「自分が!自分が!」とただただゴールを奪う自分中心に戦う人間=エゴイストを生み出す必要があるのです。そのために作中では今の日本のサッカーを痛烈に批判する描写が見られます(本田圭佑や香川真司も批判されています)。
今までのサッカー漫画はチームで協力して戦う「友情、努力、勝利」のようなストーリーが多かったですが、「ブルーロック」はその対極に位置します。なので登場するキャラクターの個性が強く、初見では好きになれないタイプのキャラクターが多いです。その分回を追うごとに、キャラクター達の等身大の姿を見れるので、是非推しのキャラクターを見つけてほしいです。また、「ブルーロック」は名言が多いです。それは、キャラクター達が等身大で語るからこそ私たち読者の胸に強く刻まれるのだと思います。
皆さんの中ではスポーツ漫画やサッカーに興味のない人もいらっしゃると思います。ですが、「ブルーロック」はサッカー以外の楽しみ方がたくさんあります。これを機に「ブルーロック」を読んで「エゴ」を手に入れてみませんか?