ゲゲゲの鬼太郎 / 墓場鬼太郎

ゲゲゲの鬼太郎 / 墓場鬼太郎

『ゲゲゲの鬼太郎』とは、漫画家・水木しげるによる日本の漫画作品である。またそれを原作としてアニメ、映画、小説、ドラマ、ゲーム、舞台など様々な関連作品が作られている。作品の原点は水木しげるのオリジナル紙芝居作品『墓場の鬼太郎』である。
『週刊少年マガジン』にて1965年32号から『墓場の鬼太郎』の連載が始まり、1967年46号からは『ゲゲゲの鬼太郎』に改名された。
墓場で生まれた幽霊族の生き残りの少年・鬼太郎は、人間に拾われ育てられた。ある時目玉おやじの姿になった父親と再会した鬼太郎は、人間の家を出て放浪の旅に出る。旅をする中で、妖怪の知己を得た鬼太郎は悪さをする妖怪たちを退治していくようになるのだった。

1fruruhaguminのレビュー・評価・感想

ゲゲゲの鬼太郎 / 墓場鬼太郎
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ゲゲゲの鬼太郎

鬼太郎はヒーロー物だと感じている人が多いと思いますが、実はそうではありません。
大半が人間に悪さをする妖怪を退治する、という内容が多く描かれていますが、時には人間を懲らしめるために生きたまま地獄に流したりしてます。
自分の死んだ母親を地獄まで再会しに行く、という長編シリーズもあります。
その他、その時の時事ネタも取り入れたりして時代にあった物語も描かれていたします。
また、鬼太郎は強いと思っている人が多いのではないでしょうか?
違います!鬼太郎は仲間の助けなくしては悪さをする妖怪たちを退治できていません。
その仲間こそ今では鬼太郎ファミリーといわれている、砂かけばばあ、子泣きじじい、ぬりかべ、一反木綿、ねこ娘、そして、ねずみ男などの仲間たちに多くの場面で助けられています。
ただ、ねずみ男にはよく裏切りられてますが、最終的には鬼太郎や仲間に許されてチャンチャンという事ばかりですが。
ねずみ男は愛されキャラですね。
特に注目なのは、目玉の親父にも助けられていたりしてます。あの小さな体でどう戦っているのか!?と思うでしょうが、意外な方法で鬼太郎を助けてます。
そして、鬼太郎はよく負けています。
その度に恐山にある妖怪病院で治療、
というか再生されてます。
勧善懲悪ではなく、そして最強キャラではない鬼太郎だからこそ、今でも愛され続けているのだと思います。