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ジャズって熱い
僕は高校生の時からロックンロールが大好きでバンドをやっています。70、80年代のバンドが特に好きだったので当時からローリングストーンズやレッドツェッペリン等々、王道のロックバンドばかり聴いていました。
当然の如くジャズというものは街で流れている曲が耳に入る程度で興味もなかったが、「BLUE GIANT」を読んでからジャズばかり聴くようになりました。
昨今、僕のようにジャズに興味はない人が大半の世の中で、主人公の宮本大がサックス片手に単身東京に乗り込みジャズミュージシャンになることをブレることなく目指す物語です。
そんな中で、同じくジャズミュージシャンを幼い時から目指す天才ピアニストと出会い、主人公の同級生で人生で初めて楽器に触れるドラマーとトリオのバンドを組むことになりますが、ピアニストはプロになることへの焦りを、ドラマーは初心者の自分が早く2人に追いつかなければならないという焦りもち毎日のようにステージで演奏します。
主人公達3人の成長とそれぞれが向かう道、清々しいまでに主人公達の演奏を聴いた人を次々と感動させる描写はとてもワクワクさせられます。