グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki

グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki

『グラップラー刃牙』とは板垣恵介による日本の漫画。1991年から『週刊少年チャンピオン』で連載され、OVAやテレビアニメ、ゲームなどメディアミックス展開もされている。東京ドームの地下に秘密裏に建造された闘技場では日夜、熱き格闘家たちによる試合が行われていた。地下格闘技場の若きチャンピオン範馬刃牙は、「地上最強の生物」である父親、範馬勇次郎を倒すため、強者との戦いを求め続ける。全国の男を熱くさせた格闘漫画の金字塔である。

2ckillthiのレビュー・評価・感想

グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki
10

史上最強を目指す男の熱い戦いを描く漫画

グラップラー刃牙は、漫画雑誌の週刊少年チャンピオンに掲載された大人気漫画です。
主人公の範馬刃牙は史上最強の生物と呼ばれる範馬勇次郎の息子で、そんな父親を倒すために肉体を鍛えて多くの強敵を倒していきます。過去に勇次郎が母親を殺してしまうという事件があり、刃牙の父親を打倒するという思いを巡る感情の描写も本作の見所です。
漫画に登場する男性キャラクターの大半が史上最強の肩書への執着心があり、次々と個性的なキャラクターが登場します。虎を倒したこともある空手家の愚地独歩、異なる人格を持っている軍人のガイア、暴力団の組長で人間離れをした強力な握力で戦う花山薫など、一度読んだら二度と忘れないと断言できるキャラクターばかりです。
熱いストーリーや面白いキャラクターだけではなく、作画も格闘漫画の中ではトップクラスの完成度を誇っています。筋肉の描写などは非常にリアリティのある作画で、巻を重ねるごとにその迫力のある絵がどんどんレベルアップしているのも印象的です。
格闘技に関する技術の解説も多く登場しています。実戦で使われるような豆知識も多いですが、中には現実では存在していない理論も描かれています。しかし、その現実では存在していない理論も本当にあるかのように説明しているので思わず信じてしまうかもしれません。