善悪の屑

善悪の屑

『善悪の屑』(ぜんあくのくず)は、2014年から『ヤングキング』で連載された渡邊ダイスケによる漫画作品。事件を起こしたにも関わらず、様々な理由で十分な裁きを受けることのない犯罪者達に対し、被害者やその家族に代わって復讐を代行する「復讐屋」の二人の男の物語である。実際の事件を土台としていることから凄惨な描写も多いが、2016年にはコミックシーモア総合ランキング1位、music.jp週間ランキング3週連続1位を獲得し、Amazonランキング大賞2016上半期入賞という実績を残す人気作品となった。

pontaman7のレビュー・評価・感想

善悪の屑
10

女性でもハマる善悪の屑の読みたくなる面白さ!!

鬱漫画と言われたら、ほとんどの人が心が落ち込むのではないかといったことを思い浮かべると思う。
しかしながら、この善悪の屑という漫画は、復讐漫画になっているため、人間の底辺のような屑しか出てこない。そのため、読者側は「もっとやれ!!」とだんだん声援を送りたくなる。
この漫画に出てくるクズは、家族を殺した犯人やいじめで孫を死に追いやった同級生と担任、レイプ犯など犯罪者が多く出てくる青年漫画ということもあり、女性は手に取りづらいと思う。
しかし、レイプ犯に襲われた女性からの依頼を聞くと、胸糞悪すぎて復讐をされていても、犯人に可哀想という感情は起きなくなってくる。鬱漫画やグロ漫画が好きな方にはとてもおすすめするが、少し過激な描写が出てくるのでそこだけは注意していただきたい。
最後に、善悪の屑には続編があり、もしも善悪の屑にハマった方がいれば、外道の歌、園田の歌もおすすめしたい。外道の歌は前作に出てきたキャラクターや犯罪者も出てくるので、できれば続けて読むともっと話を理解できるし、園田の歌では、犯罪者側の話になるので、どのような心理で犯罪を行うのかなど、復讐屋と犯罪者の両方の視点の考えを読むことができる。つまりみなさんはこの漫画たちを読むしかないと思う。