世の中の理不尽にやさぐれてる人にささる作品
「たばこ」「タトゥー」「セフレ」など、一昔前だと酷評されていたようなジャンルが、「エモい」の一言で絶賛されている令和。「エモい」の最頂点と言えるアーティスト。
綺麗で、でも切ない青春の思い出を歌った「栞」。
誰もが1度はした中途半端な恋の歌「ラブホテル」。
若気の至りの一言では苦すぎる記憶「HE IS MINE」。
様々な名曲を生み出してきたクリープハイプ。そこ中で私が推したいのは「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」だ。
別れた恋人に思いを馳せた事がある人は絶対に聞くべき。
少し前に別れた元カノ「歌姫」に未だに恋焦がれる「僕」の曲。
あの時気づいていれば、もしこの時違う声のかけ方をしていれば。そんな後悔が垣間見れる。
「無き声 無き言 僕は気づけなかった」
この1文に「僕」の性格が詰め込まれている気がする。
きっと「歌姫」は「僕」に詰められるのを待ってると思う。それを「僕」は分かっていても詰められない。明るいけど切ない子供で大人な曲。
男女どちらにも聞いて欲しい。そして広げて欲しい。
今とても辛い恋愛してる人。恋愛に疲れた人。恋愛なんかしたことない人。憧れている人。1曲は絶対に刺さる曲があるはず。そんなアーティスト「クリープハイプ」。