アイ・アム・レジェンド / I Am Legend

アイ・アム・レジェンド / I Am Legend

『アイ・アム・レジェンド』とは、2007年に公開されたアメリカのSF映画である。リチャード・マシスンの小説を原作とした3度目の映画化作品で、2007年12月14日に日米同時公開され、日本では興行収入43億円を記録した。
舞台は2012年、ウイルス感染により世界人口のほとんどが死滅したニューヨーク。元米国陸軍中佐の科学者ロバート・ネビルは、愛犬サムを唯一の家族として孤独なサバイバル生活を送っていた。彼は生存者を求めて毎日メッセージを発信し続ける傍ら、人類を救うための治療薬研究に没頭する。
本作は主演のウィル・スミスによる演技が高く評価され、第34回サターン賞やMTVムービー・アワード、ティーン・チョイス・アワードにおいて主演男優賞を軒並み受賞したほか、作品自体もホラー/スリラー映画賞に選ばれるなど、2000年代を代表するSFサバイバル映画としての地位を確立している。

yapparikodomo398のレビュー・評価・感想

アイ・アム・レジェンド / I Am Legend
6

ゾンビ・怪物系の映画ですが、他のとはやや別の角度から描いた作品です。

最初は大きな説明もなく、視聴者は廃墟の大都市に驚くかもしれない。しかし、魅力的なカメラワークで静かなシーンが続く中、荒廃したニューヨークの街での描写は素晴らしいです。とてつもない孤独感の中で、ネビルのギリギリの精神状態を、様々な手法で描く点は面白いし、序盤以降の音量で驚かせる古典的な手法を使った演出も良かったです。ただでさえ、日中は誰もいない静かな世界という“孤独”の恐怖で包まれているのに、夜になると“ダーク・シーカー”と呼ばれるものたちが徘徊する“戦慄”の恐怖が待っています。特に、ネビルが罠にかかって宙づり状態になってしまうところは、すごいハラハラさせられます。
とはいえ、やはり一番の感動ポイントは愛犬サムとのシーンだと思います。サムは、娘と別れる際に「パパを守って」と渡されますが、実際にネビルを「孤独」から守ってくれていたのだと思いました。ウィル・スミスの熱演も素晴らしかったです。
しかし、そこからの展開は少し微妙だったかもしれません。こちらはサムを失って傷心な主人公に感情移入しているので、いきなり生存者が現れたのには驚きはするも、その後も強引な流れで敵との戦いにもつれ込むという都合のいい展開です。
ラストは生存者の手にワクチンが渡って、希望が遺されたようなエンディングで悪くなかったと思いますが、欲を言えば、主人公には生きて世界を救ってほしかったです。