友情、努力、勝利のジャンプ漫画に邪道?! だから面白い!!
舞台は農場のようなところで、親がいない子供たちが「ママ」と親しまれている人物と平穏な暮らしをしている様子が描かれている。
その子供たちは里親が見つかると農場の外に出るというシステムだったが、それは真っ赤なウソで実際は化け物の食料として「出荷」されるというものだった。
初めて見たときは、ジャンプ漫画か疑うぐらいダークホラーでシリアスな描写があって、「ママ」との心理戦はすさまじく心惹かれました。
心理戦という意味では、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを彷彿とさせ、これから主人公たちがどうやってこの状況を打破するのか毎回楽しみでなりません。
登場人物も一人一人個性があって、特に二人目のシスターが殺されてしまうシーンは、いろいろ考えさせられるシーンだと思いました。
物語後半で農場から脱出して、脱出した先での苦悩、困難との葛藤も素晴らしいと思いました。絶望があって希望があり、心臓をじかにつかまれているかのような緊迫感が常に存在し、なによりそれを子供たちが乗り越えていくシーンが、見ていて全く飽きがこなかったです。個人的に期待しているのは、ノーマンがどうやって研究所から脱出するのかとても期待しています。
これからもすごく楽しみな作品で、先が読めないので毎回良い意味で予想を裏切られる作品です。