新解釈・三國志

新解釈・三國志

『新解釈・三國志』(しんかいしゃく・さんごくし)とは、2020年12月11日に公開された日本映画である。脚本・監督は福田雄一。主演は大泉洋が務めた。
中国の歴史劇『三國志』を福田雄一独自の解釈によりコメディとして映画化した作品である。主人公の劉備像には大泉洋素のキャラクターがそのまま反映されており、将軍らしからぬ発言を連発する独自の人物として描かれた。福田が大泉の起用にこだわり撮影スケジュール調整に数年を費やしたほか、撮影現場でもあえて役作りをさせない工夫がなされた。
物語は中国の三国時代を舞台とし、民の平穏を願って立ち上がった劉備が、激動の乱世を経て「魏軍80万」対「蜀・呉連合軍3万」という圧倒的な兵力差で挑む「赤壁の戦い」へと突入していく過程を描いている。
公開前から海外展開が決定するなど話題を集め、初週週末の動員ランキングで2位を記録し、最終的な興行収入は40.3億円に達する大ヒットを記録した。一方で作品への評価においては、コメディとしての演出や演出手法に対して評論家から厳しい意見が寄せられたほか、SNSなどを中心に容姿に対する言及などのギャグ表現をめぐる不快感や差別的要素を指摘する声があがるなど、批評の面では賛否が分かれる結果となった。

tm1969h3のレビュー・評価・感想

新解釈・三國志
7

さすがの福田節

福田雄一監督の作品はどれも笑いがあり面白い。特にこの新解釈シリーズは以前、ムロツヨシ主演で『新解釈・日本史』が製作され様々な日本の歴史人物を演じていて話題となった。
今回は福田監督が満を持して新解釈シリーズの映画である。しかも三國志でキャストも皆主演をはれる実力者揃いである。そんな中、主役は劉備を大泉洋が演じている。
この劉備は史実と違い中々な面倒くさがりで、有名な三顧の礼の時もぐちぐち文句をいいながらかなり嫌々行っている。この時のまるで水曜どうでしょうを見ているような感覚になり面白い。渡辺直美に変装した広瀬すずや橋本環奈など美女の配役も凄い。脇役も豪華で山崎賢人がでているのには驚いた。福田組に欠かせない佐藤二郎やムロツヨシ、彼らが面白いことをしてくれるだけで見る価値はあるだろう。
時折現れるゲーム画面での図説は勇者ヨシヒコのパロディでもある。半分おふざけが入っているがきちんと歴史の勉強として学べるし元気もでる良作だ。私は『今日から俺は!!』よりも、こういった福田監督のオリジナル作品の方が好きである。なぜなら福田監督は原作に忠実だが時折福田節が強すぎて萎えることがあるから。その点この映画はテンポもよく福田節炸裂です!