原作ファンは片手間に見て欲しい
日本で大ヒットしたモンスターハンターシリーズの実写映画です。主演はミラジョヴォヴィッチとトニー・ジャーです。全体的には正直そこまでお勧めできないのですが、シナリオ以外のところに目を向けると割と楽しめます。さすがお金をかけているだけあってCGはリアルですし、衣装の雰囲気は抜群ですね。個人的に意外だったのはトニー・ジャーがモンスターハンターの世界観に馴染んだ顔立ちであることです。また、ロン・パールマンも好きな役者だったのでそこは嬉しい誤算でした。まず、この映画はほぼモンスターハンターではないです。ミスト、エイリアン、ランボーをごちゃまぜにしてできたような演出やシナリオです。正直この監督はモンスターハンターのことをよく知っていないようです。あんまりモンスターが出てこないのが残念でした。ただ、ディアボロスやリオレイアのCGはちゃんとしているのでそこは○です。正直シナリオに多少無理が出たとしても原作ファンがにやりとするようなシーンを増やして欲しかったです。もちろんないわけではなくトニー・ジャーのあるモーションや、ちゃんと肉を焼いているシーンはあります。他の子の肉を焼いているシーンもちょっと惜しいところがあるのでぜひとも映画で確認してみてください。正直ラストはがっかりだったんですが、エンドロール後のあるシーンが個人的にめちゃくちゃ刺さりました。