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さすがの任天堂
様々なゲームメーカーからFPS、TPSといったシューティングゲームが発表されその隆盛を極めたとき任天堂からの回答がこのスプラトゥーンシリーズだった。
このジャンルは多くの場合リアリスティックなビジュアルになりがちで、実在している銃器、もしくはそれに似たものを用いて殺しあうというような些か子供達にプレイさせるにはためらいを覚えることも多々あるわけだが、任天堂はそこらへんに対してはやはりさすがである。キャラクターはイカ。そして墨(インク)をぶつけ合って戦うのだ。しかも基本的なルールとしては陣地取りのようなものでもあるのでインクで床を塗りまくることに徹底し戦いを避けることもできる。任天堂が皆から愛されるのはこういった画期的なゲームシステムを生み出しているからだと思う。
またこのゲームはアートディレクションも素晴らしく関心する点が多い。全体的にはストリート系のモチーフでまとめられ、プレイヤーの性別関係なしに可愛さを感じられるような秀逸なデザインである。キャラクター、小物、武器、ステージ名などよく見るとクスッとしてしまうネーミングセンスも見どころ。
そして私はこれほどまでに中毒性のあるゲームに出会ったことはまだ無い。