LiSA

LiSA

LiSAとは、日本の女性歌手。「SACRA MUSIC」所属。2010年に「LiSA」名義でメジャーデビュー。翌年にソロデビューを果たす。アニソンアーティストとして活動しているが、ロック系フェスティバルへの出演、外国でのライブ公演と幅広い活動をしている。また自身の魅力をよりもっと作品へ反映させていくためのオリジナルブランド「YAEVA MUSIC」を立ち上げている。

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LiSA
10

誰にもまねできないLiSAの表現力に驚く。

岐阜県出身のアニソン歌手LiSA。
今や知らない人はいないのではないだろうか。2019年に放送され爆発的な人気を呼んだTVアニメ「鬼滅の刃」で主題歌「紅蓮華」を歌い上げ、一気にお茶の間にまで名を広めた。そんなLiSAだが、実は2021年にデビュー10周年を迎えた。これまで数々の有名アニメの主題歌を担当し、アニソン界のトップの一人といっても過言ではないLiSAについて紹介していこうと思う。

●LiSA
1987年6月24日生まれのB型
ソニー・ミュージックアーティスツに所属し、レーベルはANIPLEX。
幼少期のころから歌うのが好きで、一度は安室奈美恵を輩出した「沖縄アクターズスクール」のオーディションにも合格し通っていた。
2010年、テレビアニメ「Angel Beats!」の作中バンド「Girls Dead Monster」の2代目ボーカル・ユイ役の歌唱パートに抜擢され、「LiSA」名義でメジャーデビュー。
テレビアニメ「Fate/Zero」のオープニングテーマとして初シングル「oath sign」をリリースしてから、テレビアニメ「ソードアート・オンライン」をはじめとする人気アニメの主題歌に次々に起用。2019年に15thシングル「紅蓮華」をリリースし、この年初めて『第70回NHK紅白歌合戦』に出場した。2020年には劇場版「鬼滅の刃−無限列車篇」のテーマソングとなる「炎」をリリースし、第62回日本レコード大賞を受賞した。

基本的にロックでアップテンポの曲を得意とする。シングルではアニメのタイアップ曲が多い。細かいビブラートや抑揚などの表現力がすさまじく、スピード感のある曲調ながら、ひとつひとつの言葉に魂がこもっている。楽曲の半数以上はLiSA自身が作詞を手掛けており、一部楽曲では作曲にも携わっている。特定のバンドには所属しておらず、あくまでもソロアーティストとして活動しているが、ライブではバンドセットとコラボして行うことが多い。

●最初に買うべきなのは?
・『LiSA BEST-DAY-』&『LiSA BEST-WAY-』
自身初となるベストアルバム。
配信シングルを含めた歴代シングル表題曲全16曲のほか、再ミックス、再レコーディングしたアルバム楽曲や完全新曲などを含む14曲をそれぞれに収録。初回盤の特典ディスクにはいずれにも2017年6月24日に埼玉スーパーアリーナで行われたライブ「LiVE is Smile Always~LITTLE DEViL PARADE」の模様が収められている。

このアルバムの楽曲を聞いておけばライブに行く前の予習はできる。疾走感のあるものからしっとりとしたバラードまで力強く歌い上げる歌声を聞けば、LiSAの沼にはまること間違いなし。本当にどの曲もリサの魅力の詰まった楽曲となっている。特に「シルシ」という楽曲は第一声から身震いと鳥肌が止まらない。

●その他のアルバム
1.『LOVER “S” MiLE』(2012年2月22日)
『LOVER “S” MiLE』(ラヴァ—・スマイル)はLiSAの1stオリジナルアルバム。
収録曲はテレビアニメ『Fate/Zero』のオープニングテーマ「oath sign」をはじめ、自身の負の感情を優しさに置き換えて制作した「優しさに辿りつくまで」、「now and future」、元陸上競技選手の柏原竜二の応援曲として製作された「ジェットロケット」などがある。

LiSA特有のハイトーンボイスがしっかりと楽しめる楽曲が収録されている。
ベストアルバムと聞き比べるとLiSAの歌声が違うことに気が付く。まだデビューしたての今とはまた違った歌い方にも心打たれるものがある。聞き比べてみるのも新しい音楽の楽しみ方ではないだろうか。

2. 『LEO-NiNE』(2020年10月14日)
『LEO-NiNE』(レオナイン)はLiSAの5枚目のオリジナルアルバム。
シングル「炎」が同時発売された。2021年に第13回CDショップ大賞で入賞したアルバムだ。
収録曲にはテレビアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマ「紅蓮華」のほか、CBCテレビ・ラジオ「中日ドラゴンズ」応援テーマソング「マコトシヤカ」、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『13』主題歌「愛情」、テレビアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション アリシゼーション・ビギニング編」OPテーマ「ADAMAS(LEO-NiNE ver.)」などがある。

このアルバムは比較的LiSAの最新楽曲が詰め込まれており、
これまでの楽曲とは少し違った大人の要素が盛り込まれた楽曲が多く、体中を撫でられているかのような歌い方で鳥肌が立つ経験ができるはずだ。

ストレートな歌詞でありながら、押し付けるような嫌悪感はなく、心に直接刺さるような楽曲の多いLiSA。デビュー10周年を迎えたLiSAがこれからどのような音楽を奏でるのかがとても楽しみだ。