予想できない展開と圧倒的な伏線回収!!
この作品の魅力の一つは、誰も予想できない方向に話が進んでいく点です。物語が始まってすぐに主人公が巨人に食べられてしまったり、主人公の仲間の中に壁を破った巨人の正体をもつ人物がいたりと、序盤から予想を大きく裏切られます。中盤から終盤にかけては、主人公たちの住む壁の外の世界があることが判明し、人類と巨人との戦いから、壁内と壁外の人類同士の戦いに移っていく点も非常におすすめなポイントです。また、この作品のもう一つの魅力は、伏線回収が多く散りばめられている点です。主人公の住む街に、ある日突然巨人が入り込んでくるところから物語が始まりますが、なぜ壁を破る巨人が突如として現れたのかや、巨人の正体は一体何であるのかなどが、話が進むにつれて判明していきます。各登場人物の行動にも伏線要素が多くあるため、一度読んだ部分をもう一度読み返したくなるような作品です。謎を謎のままで終わらせないところが、この作品の大きな魅力であると感じています。また、圧倒的な戦闘術をもつ人物や頭脳明晰な人物など、キャラクターの個性が強く描かれている作品でもあるので、それぞれのキャラクターの言動や行動に注目してみると、この作品をより楽しめると思います。