アニメ銀河英雄伝説の魅力について
銀河英雄伝説は稀有なアニメだといわざるを得ない。
シリーズは全四期。本伝は全110話、外伝は全52話。他に劇場版まで存在する。
これほど長期に渡り完成されたシリーズは容易に思いつかない。
原作の内容をほぼ網羅して完結に至った稀有なアニメなのだ。
もちろん長く続くからには、必要不可欠なものがある。
視聴者を飽きさせない重厚なストーリーだ。
全体で必ず勝つラインハルト。個別の戦場では必ず勝つヤン。
まるで最強の矛と盾の命題の様な二人が、お互いに惹かれあい戦いのドラマを繰り広げるのだ。
ドラマを盛り立てる。声優陣も豪華だ。
ドラゴンボールのベジータ役で有名な堀川りょうさんがラインハルトを、
タイムボカンシリーズのナレーションでも有名な名優、富山敬さんがヤン・ウェンリーを演じている。
二人がライバルというだけも豪華だが、脇役でも名のある声優、聞いたことのある声優がゴロゴロ登場するところも見どころの一つだ。
特に悲しいことだが、富山さんは本伝のヤンの登場シーンの最後に合わせるように病に倒れられ、
責任感を持ってこの作品にあたってくれたのだと感謝を禁じ得ない。
名優達の演技、時代に並び立つ二人の英雄のギリギリの戦い、是非一度見て貰いたい作品なのである。
未視聴の人に、一つアドバイスをすると、一度見た後も、繰り返し視聴をすることをお勧めする。
作品には多くのクラシックの名曲が使われている。繰り返し見ることで、その名曲がより心地よく耳に響いて来ることだろうから。