子どもに読んで欲しい漫画です!
菅田将暉さん主演でドラマが放送中なのでご存じの方も多いと思います。もちろんドラマも良いのですが、ぜひ原作の漫画も読んで欲しいです。主人公は一人暮らしの「久能 整:くのう ととのう」という変わった名前とボワボワ頭が印象的な大学生。観察力がすさまじく、見た目は子ども頭脳は大人な某少年探偵よりも冷静で、色んな事件に首と口を突っ込みながら解決していきます。私はその事件を解決していく過程で、犯人はもちろん、関わる人たちの心の闇を察し、時には痛いところをついたり、時には優しく寄り添いながら助言をしていく所がとても好きです。大げさに聞こえるかもしれませんが、アラサー主婦の考えを変えるくらいの言葉をサラっと言います。一番印象的な言葉は二巻でいじめについて「欧米の一部では、いじめている方を病んでると判断するそうです。いじめなきゃいられないほど病んでる、だから隔離してカウンセリングを受けさせて癒すべき」と語っている所です。「確かに!」と思いました。家庭や環境に問題がある子がいじめに走りやすいのは知っていましたが、欧米の、生活の中にカウンセリングが身近にあることへの驚きと、いじめられている側がいじめている側のケアを考えれた時、気持ち的に優位になることは大きいと思いました。それまではスマホで読んでいましたが、この二巻を読み終えてすぐに本屋さんへ行き全巻買いました。小学校高学年の娘にも読んで欲しいと思ったからです。娘がいじめに被害者、または加害者として関わってしまった時、クラスで目撃してしまった時に、この整君の考えや言葉はきっとプラスになると思いました。
ただ、複雑な殺人事件なども起こるので、そのあたりを子どもに読ませるのは慎重になった方がいいかもしれませんが、本当におすすめです!