貧富の差を感じさせる映画
この映画は貧富の差を感じさせる映画であると考えます。大まかなあらすじは、半地下に住む貧困層の家族と豪邸に住む富裕層の家族が主な登場人物であり、ひょんなことからこの2つの家族が交わることとなります。そして、映画のタイトルの通り、貧困の家族が富裕層の家族に寄生(パラサイト)した生活を送ります。そんな生活の中で、貧困層と富裕層の格差を感じさせる描写がいくつも見られます。例えば、「半地下」に住む貧困層の家族と、「坂の上」に住む富裕層の家族、上下関係を重んじる韓国を表しているでしょう。さらに、貧困層の家族がいくら外見に磨きをかけたとしても、匂いのせいで富裕層になることができない描写があります。この描写からも韓国の貧困層はいくら努力したとしても富裕層になることができない、ということを表現しております。そして、最後の豪邸を購入して父を息子が迎え入れるという場面では、現実の話ではなく、将来の話をしている点からも、やはり貧困層の家庭が富裕層のような暮らしをすることは難しいことである、というように捉えることができる場面となっております。これらの観点から、この映画は貧富の差を感じさせる映画である、と考えます。