毎度泣かされる
「コタローは一人暮らし」は2021年春にドラマ化もされた作品で、あるアパートに一人暮らしを始めた5歳児のお話です。主人公のコタローくんは「とのさまん」というアニメが大好きで殿様語で話していて基本は無表情の男の子です。そんなコタローくんは、「強くなりたい」という一心で、一人暮らしを始めたり一人できちんと生活するほどのとても5歳児とは思えないほどのしっかり者です。コタローくんがなぜ”強くなりたいのか”それにはとても悲しい過去が原因でした。コタローくんのお父さんは家庭内暴力が絶えず、お母さんは精神を病んで小さいコタローくんを家に置いて出て行ってしまいました。お父さんは警察つかまりコタローくんは一人施設で育てられました。いつかまたお父さんお母さんに会えた時立派な自分を見せれるようにと、お父さんの暴力もあ母さんの精神も弱かった自分が原因だと思い、本当は寂しい気持ちもたくさんあるはずなのにそれを押し殺して頑張っている姿に毎度涙が止まらない作品になっています。コタローくんは人の変化によく気がついて、色んな人の心を溶けほぐして助けていきます。同じアパートの住人や街の人みんながコタローくんが大好きでコタローくんが強くなっていく姿を見守っている姿がとても心温まります。自分も人に優しくなりたい、変化に気がつけるようになりたいと思わされました。