怪物事変 / Kemono Jihen

怪物事変 / Kemono Jihen

『怪物事変(けものじへん)』とは藍本松による人気のダークファンタジー漫画である。「ジャンプスクエア」にて2017年より連載中。シリーズ累計発行部数は420万部を突破しており、2021年1月から3月までアニメも放映されている。
舞台は東京にある隠神探偵事務所、主人公である夏羽(かばね)が消息不明の両親を探すため、怪物による数々の怪異事件を仲間である隠神(いぬがみ)達と共に解決していく物語である。

とむぽんのレビュー・評価・感想

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怪物事変 / Kemono Jihen
10

人との出会いが深く描かれている

この作品は主人公の少年がオカルト探偵と出会って物語が始まります。主人公は人間と怪物(けもの)の半妖で、村では周りの人間に嫌われていて学校に行かずに過ごしていましたが、村にやってきた探偵と出会って村を出て上京することになります。主人公はこの探偵との出会いによって人生が変わってどんどん人間らしい感情が出ていくのが面白いと思いました。最初の頃は友達がいなく周りから嫌われていた主人公の周りにどんどん友達ができて主人公自身も大切な人がたくさんできていく中で自分の生活も変わっていきます。キャラクターの感情の変化などが細かく描かれている作品で、主人公の感情の変化以外にも仲間たちが努力して強くなっていく様子や初めは主人公と敵対していたヒロインが主人公のことをどんどん好きになっていくところも見どころです。ヒロインも主人公と出会ったことで恋愛感情が出てきたり主人公の仲間になったりして、人との出会いが大きく描かれています。この作品には怪物(けもの)と呼ばれる存在がいて、それぞれ個性的なキャラクターが多数登場します。鬼の怪物や蜘蛛の怪物、狐や狸などいろいろな怪ものが登場してそれぞれの特徴を活かした能力で戦ったりして戦闘シーンが面白いです。
この作品は主人公や他のキャラクターの出会いや感情の変化が特に見どころの作品です。