【ネタバレ】ドラゴンボール超ブロリーを観た感想!ファンなら観るべき5つの理由
以下ネタバレを含むレビューですのでご注意下さい。
本作はゴジータvsブロリーという構図を取った、ファンなら誰しもが興奮する内容の作品でした。
事前情報から期待値の高まった状態で、実際にスクリーンで観た感想と5つの要点を解説させて頂きます!
1.ベジータの活躍
これまでのドラゴンボールの劇場版と言えば、孫親子の活躍が目立ちベジータは脇役かやられ役でした。
劇場版という限られた時間の中ではその描写もわずかしかなく、登場からすぐにやられてしまう……ということもあり、劇場版のベジータはとても悟空のライバルとは言えないようなキャラクター。
ところが本作のベジータは原作のキャラクターに基づいた性格と、その上でしっかり戦闘し悟空とは違ったかっこよさで描写されていました。
特にブロリー相手に対して余裕を見せながら戦闘しながらも、その実力を認めて超サイヤ人、超サイヤ人ゴッド、と変身していきながら戦う序盤の戦闘シーンは迫力満点。
特に初登場となるベジータの超サイヤ人ゴッドも強者の余裕たっぷり。
その状態で撃った、炎のようなゴッド特有のオーラをまとったビッグバンアタックも最高でした!
2.超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人ブルーの描き分け
超サイヤ人ゴッドの状態では神のような、どちらかというと蝶のように舞い蜂のように刺す、といった戦闘スタイルで描かれており、特に悟空がその印象が強く出ていました。
ブロリーを制止するようにして撃ったバインド技や、攻撃をいなしながらの一本背負いなど、超サイヤ人や超サイヤ人ブルーとは違いテクニカルな戦い方で魅せてくれました。
神の領域と言ってもその描写が濃く表現されることがなかなか無かっただけに、本作ではしっかりとそこが描き分けられていたので個人的には非常に満足でした!
3.バーダックの父性
テレビスペシャルの過去作「たった1人の最終決戦」では、子供のことなど気にかけていないといった様子のバーダックでしたが、本作ではむしろ子供思いのお父さん。
フリーザの裏切りを事前に予見したバーダックは妻であるギネと共に、カカロットを宇宙ポッドに乗せて地球へと射出します。
本来は戦闘力が低いサイヤ人は辺境の惑星へ飛ばされ、制圧するという目的のはずが、生き伸びるための目的で逃がされた形になっていました。
そして、息子カカロットに「生きろよ」と微笑みかけるその姿にはこれまでになかったバーダックの一面を見ることができました……!
4.ゴジータの多彩な戦闘シーン
1番はやはりゴジータの戦闘シーンがしっかり表現されていた事です!
過去作「最強のフュージョン」では、ゴジータ登場からわずか数分、戦闘シーンは一瞬で決着がついてしまい、ゴジータの戦闘スタイルといえば虹色の球を撃つ技、くらいのものでしたが、本作ではそれ以外にも多彩な技を見せてくれました。
エネルギー波を雨のように降らせる技や、相手を気で捕らえて爆発させる技、もちろんかめはめ波も。
そして技がかっこいいのはもちろんのこと、ひらひらと舞いながら余裕たっぷりに、楽しそうに戦う姿は、劇場版のゴジータというよりはGT版のゴジータといった感じでした!
5.孫悟空。そして……カカロット
物語のラスト、悟空が名前を尋ねられた時に答えたセリフがコレです。
「孫悟空。それと……カカロット」
これは聞いた瞬間に鳥肌でした……。
悟空はもともとカカロットという呼ばれ方は嫌いだったという過去があります。
しかし、これまでの歴史を経て、地球育ちのサイヤ人としての自覚が芽生えているということでしょう。
育ての親である孫悟飯から貰った孫悟空という名前と、産みの親であるバーダックからのカカロットという名前。
どちらも誇りに思っているからこそのこのセリフは、最高にシビれるラストに相応しいセリフでした!
以上、ドラゴンボール超ブロリーを観たレビューでしたが、ドラゴンボールファンならぜひ1度は観ておきたい作品でした。
もちろんドラゴンボールをあまり知らないという方でもものすごく楽しめる内容になっていますので、実際に視聴してみて下さい!