サカナクションが描く、これからの音楽。
サカナクションは、2005年に結成した男女5人組バンド。2007年からデビューし、いまや国民的なバンドとなり、CMや主題歌などで楽曲を耳にされた方も多いと思います。サカナクションの楽曲は人間の深層心理や感情の些細な揺れをテーマにしたものが多く、何度も何度も繰り返し聴くことで、心の中に誰にでもある抱えているものや複雑な気持ちをゆっくりと解きほぐしてくれます。
サカナクションは楽曲制作をするにあたって、その時の時代背景や、現代人の抱えているものについて言及しながら、その時代に今何が必要なのか、誰もが抱えている孤独や時代の疲れをどのように楽曲で変換できるのか、常にレベルアップし進化していくバンドです。その中で、リスナーが求める音楽と自分たちが伝えていきたい音楽との狭間で、模索しながら音楽というものに対してひたむきに向き合い続けています。
その姿を見て、リスナーもまた自分自身の心を見つめる時間が持てたり、時代のことを考えるきっかけになったりと、リスナーをも巻き込んで、さらに音楽の輪が広がっていくような可能性を秘めています。今後も日本の音楽シーンを引っ張っていくミュージシャンのひとつになるのではないでしょうか。