バジリスク〜甲賀忍法帖〜 / Basilisk

バジリスク〜甲賀忍法帖〜 / Basilisk

『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』とは、山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」をせがわまさきが漫画化した作品。2005年にTVアニメ化もされている。この物語は徳川将軍家の世継ぎ問題に巻き込まれた伊賀と甲賀、その両家の跡取りが愛し合いながら殺し合いをする運命をどのように受け止めるかを描く時代劇漫画。

siva61のレビュー・評価・感想

バジリスク〜甲賀忍法帖〜 / Basilisk
10

悲しくも熱い忍法合戦バジリスクの見どころ

バジリスクというとよくスロットのほうが有名だったりするのですがこの作品は原作が本当に素晴らしい作品なので是非見て欲しいです。全24話からなる作品で、簡単なあらすじを説明すると、昔から深い因縁がある甲賀と伊賀がついに和睦を果たそうとしているときにその当時の江戸幕府の後継ぎ争いに巻き込まれてしまい、平和が訪れそうになっていた両者どちらかが勝つまで命がけの忍法合戦をするという非常に悲しい作品です。とりあえずメインの登場人物がほぼ全員死んでしまうという衝撃的な中身なんですけど、そこには例えば敵味方に恋人同士がなってしまったりなど本当に悲しいシーンが多くて何度涙を流してしまったかわかりません。感動的なシーンが多い中で幼少期のほっこりするような場面や少しお笑いのシーンなどが組み込まれておりあっという間に見終わってしまいます。個人的に最高に盛り上がったのがお互いのリーダー格の甲賀弦之介と薬師寺典膳の一騎討ちなのですが、いまだに何度見ても涙が出ます。最後お互いのリーダーの朧と弦之介は現世では結ばれず相討ちして死んでしまいます。私はあまりバッドエンドは好きではないのですけど、この作品だけは終わり方があまりにもき綺麗すぎて何度見ても飽きないです。是非皆さんにもおすすめしたい作品です!