MAN WITH A MISSION / マン・ウィズ・ア・ミッション / MWAM / マンウィズ

MAN WITH A MISSION / マン・ウィズ・ア・ミッション / MWAM / マンウィズ

MAN WITH A MISSION(マン・ウィズ・ア・ミッション)は、2010年から活動している日本のロックバンド。メンバーは、ボーカルのTokyo Tanaka、ベース・コーラスのKamikaze Boy、ギター・ボーカル・ラップのJean-Ken Johnny、DJ・サンプリングのDJ Santa Monica、ドラムのSpear Ribの5人。
頭はオオカミ、身体は人間の外見をした“究極の生命体”5人で構成されているという設定がある。略称はマンウィズやMWAM、またオオカミバンドと呼ばれることもある。バンドの結成時期や、メンバーの年齢などのプロフィールも非公開とされている謎の多いバンド。所属事務所はFYD。所属レーベルはソニー・ミュージックレコーズ。
2010年3月7日、渋谷のライブハウス“shibuya eggman”で行われた『Bar Come On Rock!!Vol.3』で初ライブ。6月25日、同会場で行われた『World Standard Development Vol.4』にて、初の自主制作シングル『MAN WITH A MISSION』を会場限定で発売した。メジャーデビューは2011年6月8日発売のフルアルバム『MAN WITH A MISSION』。

9xutcheyのレビュー・評価・感想

MAN WITH A MISSION / マン・ウィズ・ア・ミッション / MWAM / マンウィズ
8

群れるからこそ、狼は強い。

MAN WITH A MISSIONは、2011年に日本クラウンからメジャーデビューを果たした5人組のロックバンドだ。バンド名の意味は、「使命を背負った男」
最大の特徴は、メンバー全員が狼の被り物をして音楽パフォーマンスを行うと言うことだ。
これは公式には、19xx年代に戦禍に見舞われていた世界の中で、天才生物学者のジミー・ヘンドリックスがマッドサイエンスの結果生み出したと言うことになっている。
設定も外見も一見しただけなら完全にお笑いユニットのネタだ。
だが、いざ音楽を聞くと、その痺れるようなロックチューンと、そのネタに走った設定とのギャップにやられる。
まるで海外のロックバンドのように流暢に歌う英語歌詞をベースにした楽曲には、時折り日本語の歌詞がさしはさまれ、曲調もアップテンポながらもダークで不穏な雰囲気があり、ダークさのあるメロディーをサビ部分で打ち破る構成は、思わず闘争心を滾らせる。
そのドラマチックなサウンドは映画やアニメと言った熱いストーリー展開が売りのドラマに凄まじくマッチするのだろう、実際にアニメや映画の主題歌として起用されることが多々ある。
彼等の音楽が流れる時、これから始まる戦いに胸を掻き立てられ、一気に物語に没入してしまう。
彼等の歌自体、あたかも戦いの物語を綴る一つの劇のようだ。
或いは、実際に彼らも戦っているのかも知れない。
MAN WITH A MISSION「使命を背負った男」たち。彼等の背負った使命とは戦うことなのかも知れない。
そんな感覚を与えてくれるバンドだ。