DUNE/デューン 砂の惑星

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DUNE/デューン 砂の惑星
10

その映像に耽美する!ドゥニ・ヴィルヌーヴが緻密に描く重厚なSF作品の金字塔!!

フランク・ハーバートの同名小説を映画化した作品です。時代を超えて生きる名作SFで、後に続く多くの作家たちにも影響を与えています。

1984年に映画化され劇場公開されたり、その後もテレビシリーズで映像化されたりしています。今回は「ブレードランナー2049」を監督したドゥニ・ヴィルヌーヴの手によって、見事なまでの美しさで映画作品となりました。

広大な宇宙を星間航行する時代、それに必要不可欠な、“スパイス”を産するアラキスはとても重要な惑星である。この惑星の支配権をめぐり、アトレイデス家とハルコネン家は熾烈な争いを繰り広げる。しかし背後で帝国皇帝が巧みに糸をあやつり、アトレイデス家はハルコネン家に潰される。当主レトは殺害され、後継者のポールとその母ジェシカは死の砂漠地帯に取り残されてしまう。しかしそこで先住民のフレーメンと出会い、その命を救われたポール。そして彼はフレーメンとともに生き、アラキスの本当の力を探すことを決意する…

冒頭のメイン・タイトルに示される通り、今回はPart1となるため、小説の序盤あたりまでの映像化となっています。

しっかりと人間を描くドラマとなっていて、登場人物の感情が丹念に語られています。

2時間半近くの作品ですが、見惚れてあっという間に終わってしまったという感じです。