神と人間の戦い!?そんなこと可能なの?
「終末のワルキューレ」という漫画をご存じでしょうか?このレビューのタイトルの通り、人間と神が戦う漫画です。そもそも、なぜ戦うことになったのでしょうか。この世界の神は、1000年に一度全神が集まって人間を存続させるかどうかの会議を行っています。そして今回、人間を終末させようと決まったのです。しかし、それに待ったをかけたのが北欧の半神半人、「戦死者を選ぶ者」であるワルキューレ13人の長女、ブリュンヒルデ。彼女は、神々が決めたルールの一つであるラグナロクを行い、人間が勝てば人間を滅ぼさないよう神々にお願いをし、神々はその挑戦を受けたのです。ラグナロクとは、神と人間それぞれ13人のタイマンによる勝負で、先に7勝した方の勝ちとなる戦いのことを指します。
タイトルにも書きましたが、人間が神に勝つことなどできるのでしょうか?神は人間の創造主であり、武器も曰くつきのものばかりです。そこでブリュンヒルデは考えました。自分たちワルキューレが命を賭して武器になれば、神と同等に戦える。そして、妹たちに武器になって戦うよう命じます。このようにして、人間が神を倒すチャンスを手に入れました。
神と戦える武器があるからと言って、簡単に倒せるわけではありません。人間側は最初からずっと苦戦を強いられます。しかし、それは神の方も同じことでした。一撃で殺せると思った人間が、互角に戦ってくるのです。戦いは全人間の思い、全神の思いを背負った熾烈なものになり、一戦一戦がハラハラドキドキの連続です。
人間側の登場人物は、古今東西で「最強」と呼ばれた実在の者たちばかりです。神側の登場神は、古今東西の神話に実際登場する神たちです。みなさん一度は聞いたことある人たちばかりですし、歴史好きの方ならなおさら楽しめることでしょう。
漫画はまだ完結しておらず、人類の命運もまだ明らかになっていません。今からでも戦いの行方を見守ってみませんか。