田舎の島で自分を見つめなおす!
私はこのお話はアニメを観て初めて知りました。この作品のテーマは、一言でいうと「成長」でしょう。
主人公の半田清舟は、書道家の息子の実力ある書道家です。ある展覧会で、自分の自信作を観た書道界の会長に批判され、勢いで会長を殴ってしまいます。半田は周りから批判され、父に「島で修業してこい」と、島へ飛ばされてしまいます。半田は母が溺愛していたため、いわゆる箱入り息子、甘やかされて育ってきたので電気もまともに通っていないような島の生活にかなり苦労してしまいます。そこで「なる」という、小学生の子供に出会います。半田の家をもともと秘密基地として住処にしており、何度追い出しても部屋に入ってきます。そんないたずら好きのなるを通して出会った人たちを通して、その街の温かい人間関係に触れます。人が田舎暮らしを通して経験する知恵やつながり、そういった半田が改めて思い知った出来事を通して、自分の字と向き合います。半田は、書道において大事なことは何なのかをこのような生活でだんだんと身につけていきます。
私はこの、半田がひとつひとつ見つけていく大事なテーマに、毎度自分も気づかされ、見入ってしまいます。忙しい生活をしている人におすすめの作品です。