ニューミュージックを代表するバンド
オフコースは1970年にデビューして89年に解散したバンドです。
彼らの魅力は、鈴木康博と小田和正の美声、彼らの作る詞とメロディでしょう。何度かメンバーチェンジはありましたが、長く続きました。
デビュー10年目に「さよなら」がヒットするまでは売れませんでしたが、佳曲はありました。とりわけ「眠れぬ夜」、「秋の気配」、「愛を止めないで」などは今でもファンに愛されている楽曲です。こういった曲のヴォーカルは小田和正でしたが、鈴木康博がヴォーカルを担当したなかにも「昨日への手紙」、「いくつもの星の下で」、「一億の夜を越えて」などの名曲があります。また、松尾和彦がヴォーカルを担当した「せつなくて」も優れた楽曲です。
彼らが80年にリリースしたアルバム”We are”はオリコンで1位になった名盤で、メンバーが一番のっていた頃に作ったものです。
小田和正が作る切ないラブソングと鈴木康博が作る男っぽい曲のバランスがとてもよかったのも、特徴でした。
83年に鈴木康博が脱退しましたが、それ以後も「君が、嘘を、ついた」、「緑の日々」、「君住む街へ」などのヒット曲を出したところも特筆すべきです。
彼らは解散してしまいましたが、これからも長くファンに愛され、聴かれ続けていくことでしょう。