快適なハンティングアクション
本作はモンスターハンター3rdぶりの和風雰囲気のモンハンである。
本作の特徴として「翔り虫」という要素がある。大雑把に説明するならばワイヤーアクションのようにハンターが地上を素早く移動したり、受け身をとったり、さらに空中での移動も可能にしている。
この要素は狩猟ギミックでも使われており、例えば太刀ならばモンスターに飛び掛かり空中に飛んでからの兜割りを放つ、といった具合だ。
この翔り虫のおかげで本作のハンターの機動力は前作のモンスターハンターワールド、及びアイスボーンよりもかなり大幅に改善されている。
よって、モンスターの動きにハンターが付いていけるため、動き回るモンスターにイライラしてストレスが溜まる事が少なくなっている。
それだけなく前述したように空中でも機動できるため、動かしていて飽きがこない。
またフィールドは前作のワールドを引き継いでいるため、境目はシームレスになっている。
ただ前作にあったようなフィールドが広すぎてモンスターが逃げると追いかけるのが苦痛であったような広大なフィールドはなくなっている。
しかし、それでも作りこみは凄く、モンスターが逃げ込んだりしないがハンターは足を踏み入れることができるスペースはたくさんあるため、寄り道するも良し、ショートカットで通るのも良しという具合である。
ただ、肝心のボリュームが中途半端であるため、続編のモンスターハンターRISE:サンブレイクでは期待したい。